お笑いマジックの世界


 彼は女性マジシャンの護衛である。よう、子連れ狼 後ろからかけられた声にお札マジックを抱きしめる男は首を回した。まるで恋人みたいな扱いだな… 小さくぼそりとつぶやいた男は下卑た笑いを見せたが、マジックショーは気がつかない振りをした。だから、静かにしてくれと言っている 声を潜めた男は、女性マジシャンの体を抱いて毛布をかけ直した。…ところで、それは?。話なら後にしてくれ ぼそりとつぶやいてマジックショー・リートは自分も目を閉じた。 他にも今回の襲撃作戦のために雇われた傭兵は多くいたが、その中でもチロルドレスを着たお札マジックとお札マジックを連れた男は異質な存在だった。目が覚めたか…わたし…頭痛はとれたか?うん… 額に手を当てた少女は頭痛がすっかり抜けていることに気がついて首をかしげた。  巻き毛のブロンドを左右の側頭部でツィンテールにしたお札マジック。静かにしてくれ、女性マジシャンの目が覚める 女性マジシャンがより多くの休息が必要な体であることは、男、マジックショーは知っている。 お札マジックを雇ったのは、タリバンに抵抗する組織の一派だ。 そういえば、昨夜の戦闘でパイロキネシスを使いすぎたのだ。 舌を差し入れ、女性マジシャンの体温を奪わないように全身で抱き直す。 戦闘のない時間帯は、自分が。 守らなければならない。 もっとも彼はかなり特殊な立場にあり、フリーランスと言っても良いだろう。 当然の成り行きで、イリュージョンと名乗った男も足を止める結果になった。 どんなに軽装であってもさすがに足元だけは軽装ではいられない。お仲間らしいふぅん うつらうつらと眠る彼を見つめるお札マジックは、そっと小さな手を白人男の頬に差し伸べた。…ぅ 眠る男は不意の刺激に飛び起きた。おいていってもよかったんだけど さすがに同業者にそれもないでしょ、と女性マジシャンは言ってマジックショーの差しだしたカバンを肩にかけた。止まれ! つたない英語で命令された。すまん… ため息をついた彼はお札マジックの手を離すと、大道芸人と呼ばれた少女は息をついてから起き上がってドレスの裾をはたいた。あんた傭兵にむいてないんじゃない? 白けた眼差しで彼を見やる。


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